フリーランスライターである白央篤司さんによる、「こんなことでもOKなのか」というヒントが詰まった一冊です。新書なのでさくっと読めますが、フードライターらしい切り口で、実用的な提案を多くしてくれます。
「とにかく食事は外食やコンビニ頼り。けれども、できれば自炊をしたい、始めてみたい」と思っている方に特におすすめの、食事改善のための指南書です。

この本はこんな人におすすめ
- 時間はあまりないけど料理をしていきたいと考えている人
- 自炊は大事とわかってはいるけど、なかなかできないと悩んでいる人
- ある程度理屈も踏まえて自炊の必要性を考えたい人
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各章解説
第1章:作らずに「買う」ことだって自炊です
この本で、私が最も驚いたのは、やはり「第1章 作らずに『買う』ことだって自炊です」のタイトル。
「作らなくても自炊ってどういうこと?」と思い、本書を手に取りました。
第1章では「コンビニや冷凍食品でも、必要な栄養バランスを押さえて選ぶことが自炊の第一歩」であることを筆頭に、
- ちょい足し野菜のススメ
- 冷凍野菜を美味しく食べるために
- 減塩のススメ
など、現在はコンビニや冷凍食品頼りという人にも、バランスを考えた食事がしやすくなるヒントが載っています。
「上手に買うことも自炊の一歩」と書いてあるだけでも、ホッとしたのを覚えています。
第2章:「これならできそう、楽しそう」な自炊の始め方
第2章はスープ作家・有賀薫さんとの対談がメインとなっています。
有賀さんのスープレシピと言えば、「これなら出来そう」「楽しそう、やってみたい」と、わくわくする気持ちを刺激されるものが多いです。
SNSも積極的に活用されていますし、著書も出されていますので、有賀さんのレシピに興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
「豆乳とめんつゆのレンチンスープ」なんて、いかにも手軽で美味しそうですし、「キャベツと豚肉の甘酒味噌煮」は作ってみたい気持ちをくすぐられます。
第3章:まずはレシピ本より、テレビを
自分がどんな自炊をしたいのかイメージしてみよう、という章です。
やはり、どんな料理を作りたいのかイメージがはっきりしているほうが、上達も早くなります。
もし思いつかないのであれば、好きな料理家さんを見つけること、またその見つけ方のヒントが載っています。
なお、完全な料理ビギナーの場合、すぐレシピ本を購入するよりも、実際の映像を見ながらレシピ表現の匙加減を学んでいくほうが早いことにも触れてあります。
それには要点の見せ方、伝え方が上手な長寿の料理番組のほうがまだまだ優れていることも伝えられています。
第4章:「買って」「作って」「使い切る」ために
この章では「買い物」が自炊をする人にとってなぜ大変なのかを解明しつつ、上手な買い物のためのヒント、買った食材を余らせないためのヒントが載っています。
図解で
- 自炊するなら揃えたいものリスト
- あると便利なものリスト
も載っており、眺めているだけでもわくわくします。
第5章:楽しく食べつつ、何が足りないかも考えよう
「健康的に食べる」をテーマに、女子栄養大学出版部編集委員の監物南美さんにお話を聞いた章です。
栄養も意識しつつ、楽しく食べるためのヒントが載っています。
ある程度理屈で理解したい方におすすめの章です。
第6章:自炊日記――”特売”と”余りもの”活用の日々
最終章では、著者がいかにして日々の食事を作っているのか、また続けていくためのヒントが載っています。
面倒な日は楽をしつつ、料理を楽しんでいる著者の様子に、読んでいて思わず笑顔になります。自炊日記のカラー写真も交えて読むと、解像度が上がって面白いです。
まとめ
新書でさくっと読めますが、内容は非常に濃密な「自炊の手引書」です。
必要な部分だけ選んで読むのもおすすめなので、自炊を始めたいけど一歩が踏み出せないという方は、興味があればぜひ読んでみてください。
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